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 木曜の広場  『会津農書』の世界

第1回 佐瀬与次右衛門と『会津農書』-『会津農書』誕生の歴史的背景-
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 4月2日(木)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容 今年度の木曜の広場は、「『会津農書』の世界」と題し、近世初期から中期にかけての会津地方の民俗を12回にわたってご紹介します。
『会津農書』は、貞享元年(1684)佐瀬与次右衛門によって著述された農業技術書で、当時の農民の暮らしや年中行事などが詳細に記述されています。『会津農書』をさまざまなテーマで読み解き、近世の会津の民俗世界を赤坂館長と佐々木学芸員が聴講者の皆さんと一緒に考えていきます。
第1回は、佐瀬与次右衛門が『会津農書』を著述した歴史的背景を紹介します。
その他  

第2回 『会津農書』にみる天気と農業-会津の気象と農業の民俗-
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 5月7日(木)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容 『会津農書』に記述された農業技術は、著者・佐瀬与次右衛門の体験と、「郷談(ごうだん)」と呼ばれる旧慣習の実験報告に基づいています。それは会津の自然に即したものでした。
その中には、当時の農民が農作物の豊凶を左右する気象にどう対処し、農業を営んできたのかが窺える内容も含まれています。また、自然災害・病虫害を避けるために神に祈ったり、様々な呪術を行ってきたいたこともわかります。
『会津農書』から読み取れる、当時の天気と農業の民俗を紹介します。
その他  

第3回 『会津農書』にみる田植えと民俗-会津地方の田の神信仰-
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 6月4日(木)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容 田植えは稲作にとって重要な作業で、一年の豊作を決める要です。田の神は「皐(ご)の神」とも呼ばれ、稲作を見守る神として農民たちに信仰されてきました。田の神を祭る儀式として、田植えを行ってきた地方もありました。喜多方市慶徳の稲荷神社、会津美里町高田の伊佐須美神社の御田植え祭りなどは、その一例です。
『会津農書』の記述から、田植えを中心とした江戸時代中期における会津地方の農耕儀礼と田の神信仰を紹介します。
その他  

第4回 『会津農書』と飢饉の心構え-会津の農業への心構え-
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 7月2日(木)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容

会津地方は、約4ヶ月間は雪とかかわりをもつ寒冷地です。その厳しい自然の中で人々は、稲や畑作物を栽培し農業を営んできました。時には冷害による凶作、干魃による不作・大霜の被害などさまざまな自然災害と闘いながら今日まで農業を行ってきました。こうした凶作そして飢餓への対策、心構えについて、貞享元年(1684)の『会津農書』の著者 佐瀬与次右衛門は、多くの例をあげながら農民たちに指導しています。 特に水の管理と農業技術は、大きな課題でした。
佐瀬与次右衛門が自らの体験をもとに、今から320年前の飢饉への心構えとしての農業の方法を『会津農書』に著述しています。『会津農書』を中心農書からみた飢饉への心構えを紹介します。

その他  

第5回 『会津農書』の野菜たち-会津の伝統野菜-
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 8月6日(木)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容

貞享元年(1684)の『会津農書』には多くの野菜・穀類が記載されています。その中には会津地方に古くから栽培されてきたものと、西瓜や南瓜、ほうれん草・春菊などわが国に戦国時代のころ入ってきた野菜も見られ、当時の新野菜の普及の様子がわかります。また、オカヒジキやギョウジャニンニクなど、山菜から野菜へと栽培化されているものもあります。
現在、会津地方では「会津の伝統野菜を守る会」が組織され、生産者や流通・販売者・行政や研究者が一体となった活動が行われております。「会津の伝統野菜」14種が選定されています。この中には「立川牛蒡」のようなアザミハゴボウの品種としては、全国唯一の栽培作物も含まれています。このような伝統野菜を中心に、『会津農書』に記載された畑作物から当時の野菜をめぐる民俗を紹介します。

その他  

第6回 『会津農書』と絵農書-描かれた会津の農業と民俗-
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 9月3日(木)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容

貞享元年(1684)佐瀬与次右衛門は、会津地方の当時の農業技術を『会津農書』として著述しました。当時の農民は、文字を読める人も少なく、与次右衛門はその内容をわかりやすく、覚えやすいようにと和歌でつづり、『会津歌農書』として宝永元年(1704)にまとめました。
与次右衛門の徹底した農業指導は、さらにその後『会津農書附録』八巻に結実します。その序では、絵でも解説している旨が記述されていますが、『絵農書』とも呼ぶべきその存在は確認されていません。しかし、『会津歌農書』の中には害虫や鳥などの絵も描かれており、『会津絵農書』と呼ぶべき農書の存在もあったのではないかと思われます。
今回は、近世の農耕絵馬や風俗帳、折敷等に描かれた農耕絵図から、近世の会津地方の農業と民俗について紹介します。

その他  

第7回 『会津農書』にみる収穫儀礼-会津の作神信仰と民俗-
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 10月2日(金)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容

貞享元年(1684)にまとめられた『会津農書』には、稲作および畑作の技術のみならず、農耕儀礼や田の神信仰等の民俗に関する記述が多く見られます。その点に『会津農書』の民俗学的価値があります。
今回は、『会津農書』の記載から収穫儀礼をとりあげ、近世の会津地方における作神および田の神信仰の一端を紹介します。

その他  

第8回 『会津農書』にみる農具たち-会津農業技術遺産-
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 11月5日(木)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容

貞享元年(1684)に佐瀬与次右衛門がまとめた『会津農書』は、元禄(17世紀末〜18世紀初)以前の会津地方の農業技術を著述したものです。
元禄時代は、全国的にも千歯扱(せんばこき)や唐箕(とうみ)、万石(まんごく)などの新しい農具が発明されたり、移入されたりした時代です。農具の発達は、農業技術を進歩させ、農産物の著しい生産向上をもたらしました。
今回は、『会津農書』に記載された農具の、在来農具と新しく導入された農具の変遷を中心にみながら、農業技術の発展と農具の発達を紹介します。

その他  

第9回 『会津農書』にみる衣・食・住-会津の農民の暮らしぶり-
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 12月3日(木)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容

貞享元年(1684)に佐瀬与次右衛門がまとめた『会津農書』は、農業技術のみならず、衣・食・住に関する記述も多く、当時の農民の暮らしぶりを知るうえで貴重な資料となっています。
特に『会津農書』の下巻は「農学事益部」と題され、農民家屋の構造や屋敷構えのほか、食生活に関する記述も多く、近世の会津地方の民俗も知ることができます。
『会津農書』を中心に、貞享2年や文化4年(1807)の風俗帳などの資料から、衣・食・住生活を中心に、近世の会津地方の農民の暮らしを紹介します。

その他  

第10回 『会津農書』と村人-会津幕内の村落風景-
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 1月7日(木)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容

『会津農書』(貞享元年、1684)の著者佐瀬与次右衛門は、若松城下に隣接する幕内(まくのうち)の肝煎(きもいり)でした。与次右衛門は、当時自立したばかりの農民(本百姓)が安定した農業を営めるように『会津農書』を著述しました。
与次右衛門はまた、元禄4年(1691)の分限帳をもとに幕内村の家族構成、田畑の保有状況、馬の飼育数など、村落の共有財産や隣村と交流、野菜の栽培記録などを『会津幕之内誌』として著述しています。これは、本百姓による近世村落成立の記述として高く評価されている資料です。その他、佐瀬家に伝来した会津藩からの伝達文書を編集した『佐瀬家記録』もあり、これらの書物から、幕内村を中心とした周辺村落の村人の様子を知ることができます。
今回は、『会津幕之内誌』『佐瀬家記録』を中心に、会津地方における近世村落風景を紹介します。

その他  

第11回 『会津農書』の技術と村-近世の農業技術と村形成-
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 2月4日(木)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容

元禄期(17世紀末〜18世紀初)は、わが国の農業の歴史の中で著しい発展をとげた時代です。農書と呼ばれる農業技術書の出現も、この時期です。会津地方では貞享元年(1684)に若松城下に近い幕内(まくのうち)村の肝煎(きもいり)の佐瀬与次右衛門がに『会津農書』を著述しています。農書は、当時自立したばかりの小農民(本百姓)たちが安定した農業を営めるように農業マニュアル書として著述されました。小農民たちの農村こそ、現在の農村の原形といえます。すなわち、農書は当時の農業技術に支えられ形成されたとも言えます。
今回は、『会津農書』にみる農業技術を例に、近世の村落形成の歴史的過程を紹介します。

その他  

第12回 『会津農書』と「会津の三泣き」
講 師 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
日 時 3月4日(木)13:30〜15:00
場 所 講堂
定 員
申込み方法 申込み不要
参加費 無料
内 容

平成21年度の木曜の広場『会津農書の世界』も、3月で最終回になります。 これまで行ってきた講座を総括する形で、『会津農書』の内容と、そこにこめられてきた民俗を紹介します。
貞享元年(1684)に著述された『会津農書』当時の民俗と、現代まで継承されてきた民俗の比較照合をしながら、会津の民俗の特色を考えます。会津の地域性を例えるものに「会津の三泣き」があります。これは会津の外部の人が言った言葉とも言われています。
320年前の民俗と現代の会津の民俗「会津の三泣き」を一視点に、会津の地域性と民俗を考える場としたいと思います。

その他  

 

 

 

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