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自然収蔵資料−4
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 鱗木(リンボク) Leptophloeum rhombicum ≪資料100選≫
 デボン紀後期 合の沢層 南相馬市上栃窪相ノ沢
レプトフレウム

福島県最古の化石のひとつは、相馬地域から発見された約3億7000万年前の鱗木の一種レプトフレウムです。これは古生代のシダ植物で、現在のヒカゲノカズラの仲間です。表面に特徴的な菱形模様が見られますが、これは幹の表面にあった葉が落ちた痕です。地球上の植物は4億数千万年前に海から陸上に進出しましたが、レプトフレウムは最初の本格的な森林の主体をなす樹木で、日本で産出する最も古い木の化石です。採集:横田昭彦氏

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 三葉虫  Endops yanagisawai ≪資料100選≫
 ペルム紀中期 高倉山層群柏平層 いわき市四倉町玉山高倉山
三葉虫

いわき市四倉町の高倉山は古生代後期の有名な化石産地で、ここから古生代を代表する三葉虫の化石が見つかっています。三葉虫は昆虫・クモ・カニなどの節足動物に属し、およそ1万種が知られています。体長はふつう3〜5cm、最大のものは70cmにも及びます。高倉山の三葉虫はエンドプスとニッポナスピスの2属が報告されており、写真の標本は、保存状態の良いエンドプスが2個体並んだめずらしいものです。 採集:橋本一雄氏

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 アンモナイト Subdichotomoceras chisatoi ≪資料100選≫
 ジュラ紀後期 相馬中村層群中ノ沢層 南相馬市鹿島区御山
アンモナイト

相馬地域に分布する相馬中村層群はジュラ紀後期〜白亜紀初期の化石を多産します。そのうちの中ノ沢層と小山田層からは、以前に23種のアンモナイトが報告されていました。2008年に、相馬中村層群研究会の会員が中心に収集した標本から、新たに10種のアンモナイトが確認され、そのうち3種が新種として認められました。写真は、そのうちのサブディコトモセラス チサトイの完模式標本です。 採集:鈴木千里氏

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 アンモナイト Anagaudryceras limatum ≪資料100選≫
 白亜紀後期 双葉層群足沢層 いわき市大久町大久
アンモナイト

いわき地域に分布する双葉層群は、恐竜・首長竜・アンモナイト・三角貝など、白亜紀を代表する化石を多産します。アンモナイトでは、直径1mに達する大型のメソプゾシアと小型のアナゴードリセラスなどが得られています。掲載した写真は後者のほぼ完全な標本です。アンモナイトはイカ・タコ・オウムガイなどと同じ頭足類に属する軟体動物で、白亜紀末に訪れた生物の大量絶滅に際して、地球上から姿を消しました。 採集:瀧澤晃氏

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 コハクの中の昆虫化石 ≪資料100選≫
 白亜紀後期 双葉層群玉山層 いわき市大久町山之神
コハク中の昆虫

コハクは、植物の樹木から分泌された樹脂が地中に埋没し固まったものです。いわき市大久町に露出する約8500万年前の地層から得られたコハク中に、昆虫やダニの化石のほか、日本最古のハリアリの化石も発見されています。写真の標本は、たいへん保存状態の良い未鑑定の昆虫の化石です。コハク中の化石は、樹脂が固まる前に取り込まれて体全体がそっくり残っており、進化の過程を知る上で極めて貴重です。   採集:瀧澤晃氏

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 ナウマンゾウ臼歯 Palaeoloxodon naumanni ≪資料100選≫
 第四紀更新世後期 岩代熱海段丘堆積物 郡山市熱海町
ナウマンゾウ臼歯

旧岩代熱海町の町営グランド造成の時、約6〜4万年前に堆積した岩代熱海段丘堆積物から発見されました。ナウマンゾウは大陸から日本に渡ってきたゾウで、約40〜2万年前、北海道から九州までの広い範囲で生息していました。体高約1.9〜2.7mで、ゾウの仲間のうちでは中・小型です。学名のロクソドンとは、「菱形の歯をもつもの」の意味です。臼歯のエナメル環が菱形に見えることから命名されました。

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 阿武隈山地のペグマタイト鉱物 ≪資料100選≫
 阿武隈深成岩類 中生代白亜紀 阿武隈山地西縁地域
煙水晶

花崗岩を形成した後の揮発性成分に富む残留マグマが周りの岩石の割れ目に入り込み、塊状・脈状を成してペグマタイト(巨晶花崗岩)が生成されます。ペグマタイトからは巨大な石英・水晶・電気石・黒雲母・柘榴石(ざくろいし)などの鉱物のほか、緑柱石・モナズ石などの希元素鉱物も産出します。阿武隈山地西縁部の南北約140kmにわたり、いくつものペグマタイト分布域が存在します。写真は石川町石川山産の煙水晶の巨晶です。

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 鈴木舜一鉱物コレクション ≪資料100選≫
鈴木舜一鉱物コレクション

このコレクションは、会津若松市出身の鉱山学者、鈴木舜一東北大学名誉教授の御寄贈によるもので、鉱物、岩石、および化石など1500点以上の地学標本から成っています。鈴木氏は長年にわたり、日本各地の金属鉱床や石炭などの地下資源の成因を研究してこられました。これらの標本類はその過程で研究試料として採集されたものです。写真には、東北各地の黒鉱(くろこう)鉱山から産出した鉱物のいくつかを掲げます。

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 福島県の岩石コレクション ≪資料100選≫
福島県の岩石コレクション

このコレクションは、昭和50〜60年代にかけて、当時の福島県土木部にあった技術研究機関によって採集された、500点におよぶ県内産岩石の標本です。これらはすべて技術試験用試料として採集されたもので、大きさも整えられ、詳細な分析データが付属しています。県内各地に分布するさまざまな種類の岩石をほぼ網羅した1級品のコレクションです。写真には、県土の土台石を形づくる花崗岩類のいくつかを掲げます。

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 鈴木敬治植物化石コレクション ≪資料100選≫
メタセコイア

このコレクションは、福島県の地質の解明に多大な貢献をされた会津若松市出身の地質学者、故鈴木敬治福島大学名誉教授の御寄贈によるものです。1万点を超える標本から成り、県内の新生代植物化石はほぼ網羅されています。鈴木氏の長年にわたる研究は、本県を日本の新生代古植物研究フィールドのメッカの一つに押し上げました。写真は、およそ2000万年前に堆積したいわき市の椚平層から産出したメタセコイア化石の密集した産状です。

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 セイウチのキバ化石 Odobenini gen. et sp. indet. ≪資料100選≫
 新第三紀鮮新世後期 富岡層 富岡町下郡山
セイウチのキバ化石

大きなキバを持つ海生哺乳類のセイウチは、現在、地球上に1種類しかいません。彼らは北極海周辺の寒冷地で生活しています。そのセイウチのキバの化石が、浜通りの富岡町から見つかっています。およそ350万〜260万年前のもので、現生種とは別の絶滅種です。実は、セイウチの祖先は低緯度の温帯地域で誕生したと考えられているのです。そのため富岡町の化石は、セイウチ類の進化を探る上で極めて重要な発見の一つです。

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 栃窪層の植物化石ザマイテス  Zamites sp. ≪資料100選≫
 ジュラ紀後期 栃窪層 南相馬市原町区信田沢
栃窪層の植物化石ザマイテス

相馬中村層群栃窪層は、古くからジュラ紀後期の植物化石の産地として知られ、これまで42種の植物が発表されています。シダ類、裸子植物のソテツ・ベネチテス類、球果類などです。今日地球上に繁栄している広葉樹などの被子植物は、この時代にはまだ誕生していません。写真の標本は、ベネチテス類のザマイテス属の化石で、巨大な岩石の中に密集した産状をもつ見事なものです。当時地上に君臨した恐竜の食べ物だったかも知れません。  採集:八巻安夫氏

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 富岡層の貝化石密集砂岩 ≪資料100選≫
 新第三紀鮮新世後期 富岡層 広野町下北迫二ツ沼
貝化石密集砂岩

かつて、二ツ沼近くの国道6号線脇に粗粒砂岩層の露頭がありました。そこにはおびただしい量の貝殻片が含まれており、他にもサメの歯、サンゴ、海生哺乳類など、様々な海生生物の化石が見つかるので化石収集家の間でも有名でした。この砂岩層は海底地滑りによる堆積物と考えられています。今では現地の露頭は全く失われてしまいましたが、当館で展示している大きな砂岩ブロックから、その密集した化石の産状を知ることができます。

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 高倉山のアンモナイト ≪資料100選≫
 ペルム紀中期 高倉山層群 いわき市四倉町高倉山
高倉山のアンモナイト

いわき市四倉町の高倉山は古生代ペルム紀の有名な化石産地で、1967年に柳沢一郎氏により、三葉虫、腕足類、サンゴ化石などと共に、アガチセラスやワーゲノセラスといった古生代型のアンモナイトが記載されました。2011年には藤川将之氏により、サラソセラス(写真の標本)、パラガストリオセラス、アーティンスキアなどのアンモナイトが新たに報告されました。当時のいわきの海にはたくさんの種類のアンモナイトが生息していたことが分かります。  採集:鈴木千里氏

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 浅貝層の貝類化石 ≪資料100選≫
 古第三紀漸新世前期 浅貝層 いわき市〜広野町
浅貝層の貝類化石

いわき市北部から広野町にかけて、常磐高速道は多くの場所で浅貝層の分布域を走っています。かつて道路建設工事の際、そこには広大な露頭が現れ、その中にいくつもの貝化石密集層が挟まれているのが観察されました。このとき多数の貝化石を採集することができ、約440点の標本から23属27種が同定されました。これ以外の産地の標本と合わせると約800点、39属48種に達し、浅貝層の貝類化石は当館でも充実したコレクションの一つです。写真はハリマントリガイの標本です。

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 布沢層の植物化石 ≪資料100選≫
 新第三紀中新世中期 布沢層 只見町梁取野々沢
布沢層の植物化石

山深い野々沢の上流に、明瞭な板状層理を示す泥岩層の小さな露頭があります。そこからは多彩な海生動物化石とともに、保存のよい植物化石も多く見つかります。この泥岩が堆積した頃、日本列島は大部分が海に覆われていたので、この時期の植物化石は全国的にも少ないのです。その中にあって、常緑樹の葉を多く含む野々沢の植物化石群は、当時の気候が現在よりかなり温暖だったことを示唆しており、陸の古環境を知るための貴重な証拠となります。なお写真はウゴタブノキ(左)とナツツバキ属の一種(右)です。

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 布沢層の魚類化石 ホタルジャコ属の一種 Acropoma?sp.≪資料100選≫
 新第三紀中新世中期 布沢層 只見町梁取野々沢
布沢層の魚類化石

海生動物と陸上植物の化石が同時に産出する野々沢の泥岩層から、魚類化石のひとつにホタルジャコの仲間が見つかっています。体長6cm足らずの小さな化石ですが、魚体全体が保存され、体表のウロコまで残されています。野々沢の泥岩層が堆積したのは水深150〜200m程度のやや深い海であり、これは現生のホタルジャコの生息域とほぼ一致しています。海底は酸素供給が少なく腐敗が進みにくい還元的な環境だったため、魚体も良い状態で残ったものと思われます。

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 石城(いわき)層の珪化木 ≪資料100選≫
 古第三紀始新世後期 白水層群石城層 いわき市大久町山之神
石城(いわき)層の珪化木

いわき地域には、常磐炭田の石炭を産した白水層群石城層が分布しています。いわき市大久町山之神に露出する石城層の礫岩から巨大な珪化木がたくさん見つかりました。珪化木とは、樹木が埋没した後、ケイ酸分(SiO2)を多量に含んだ溶液が樹幹に入り込み、ケイ酸からなる鉱物に満たされ石のように硬くなったものです。写真の珪化木もそのひとつで、残念ながら樹の種類は分かりませんが、これほど巨大な珪化木は県内ではまれです。  採集:長尾二郎氏

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福島県立博物館 学芸課

〒965-0807 福島県会津若松市城東町1-25
TEL:0242(28)6000 FAX0242(28)5986
Email:general-museum@fcs.ed.jp

 

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