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特集
パレオパラドキシア

生体復元図

生体復元図

昭和59年、福島県北部の梁川町から、パレオパラドキシアという約1600万年前に生きていた哺乳類の化石が発掘されました。特に頭部は完全で世界的に貴重な標本です。

 

01
 パレオパラドキシア梁川標本の全貌

パレオパラドキシア梁川標本の全貌

標本全体を並べたところ。

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02
 パレオパラドキシアの頭蓋骨(頭と上あごの骨)

パレオパラドキシアの頭蓋骨(頭と上あごの骨)

最も重要な部分である頭蓋骨はほとんど完全です。鼻涙管が無い、外鼻孔が後退している、目の入る穴が高い位置にあるなど、鼻や目を水面上に出して泳ぐ水生哺乳類の特徴を備えています。梁川標本は、他の同じ種類の標本に比べて、短く低い頭蓋骨をもつ、頭部の矢状稜と頂稜の突出が弱い、鼻骨の幅が広い、頬骨や犬歯・臼歯が小さいなどの特徴から、メスではないかと考えられています。

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03
 パレオパラドキシアの下顎骨(下あごの骨)上から見た写真

パレオパラドキシアの下顎骨(下あごの骨)上から見た写真

下顎骨は左右揃っています。外形はゾウやブタの下顎骨に近いようです。右の下顎骨の先には犬歯が1本残っています。前の部分は左右合わせてスコップ状の形をしており、先端に密に並んだ切歯を使って、シャベルのように餌を掘り起こしていたのかも知れません。

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04
 パレオパラドキシアの肋骨 写真は左側肋骨

パレオパラドキシアの肋骨 写真は左側肋骨

発掘された肋骨で、確実に位置を決められ、しかも胸椎とつながる骨頭をもった肋骨は、右11本、左12本でした。それ以外の肋骨は、離れていたりこわれていたりで、位置を決めるのが難しかったのですが、結局、本来の肋骨の数は左右16本ずつと決定しました。

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05
 パレオパラドキシアの大腿骨(ももの骨)写真は右大腿骨

パレオパラドキシアの大腿骨(ももの骨)写真は右大腿骨

大腿骨は寛骨に関節でつながっている骨です。右の大腿骨はほぼ完全で、かなり扁平な形をしています。全長は29cm、最もせまい部分で6cmです。パレオパラドキシアの足の骨は頑丈で、しっかりと陸上を歩いたことがうかがえます。

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06
 パレオパラドキシアの寛骨(骨盤)写真は左寛骨

パレオパラドキシアの寛骨(骨盤)写真は左寛骨

おしりの骨盤を形成する寛骨は左右揃っていますが、いずれも後端の部分は川の浸食によって失われています。右側は全長46cmあまり、左側は全長43cmあまりです。パントランブダと呼ばれる原始的な有蹄類(ひづめをもった哺乳類)に似た形の寛骨です。

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07
 パレオパラドキシアの臼歯 写真は上顎右側第2大臼歯

パレオパラドキシアの臼歯 写真は上顎右側第2大臼歯

パレオパラドキシアは哺乳類ですから、歯の配列は人間と同じように、前側から切歯・犬歯・小臼歯・大臼歯の順に並んでいます。海苔巻きを束ねたような形をした、丈夫で厚いエナメル質をもつ臼歯は、肉食獣、草食獣、雑食性の動物のどの臼歯とも違う独特なものです。一体何を食べていたのでしょうか。また、臼歯がすべてかなりすりへっていることから、梁川のパレオパラドキシアはおとなだったことがわかります。

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08
 パレオパラドキシアの脊椎(背骨) 写真は頚椎(首の骨)

パレオパラドキシアの脊椎(背骨) 写真は頚椎(首の骨)

体の中心を支える脊椎は、頚部から脊椎末端の仙椎までほぼ完全に見つかりました。脊椎の全長は114cm以上、頭蓋から仙椎後端までは190cm以上になります。脊椎のうち、頚椎(首の骨)は7個、胸椎(肋骨と関節する脊椎)は16個、腰椎(腰の部分の脊椎)は5個そして仙骨は1個です。

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09
 パレオパラドキシアの胸骨

パレオパラドキシアの胸骨

胸骨は胸の筋肉が付着するための骨です。パレオパラドキシアの特徴の一つは、ゾウなどよりも広い胸骨をもつことです。どうしてそのような大きな胸骨が必要だったのでしょう。パレオパラドキシアの胸骨は、いちばん前側に胸骨柄というヘラのような形をした骨があり、その後ろに左右に1個ずつ4列の四角形の平べったい骨が続きます。梁川標本では5個の胸骨が産出しています。

 

【お問い合わせ先】

福島県立博物館 学芸課

〒965-0807 福島県会津若松市城東町1-25
TEL:0242(28)6000 FAX0242(28)5986
Email:general-museum@fcs.ed.jp

 

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